浅沢英『浪速のロッキーを捨てた男』(KADOKAWA)

夕方から久しぶりにルミネtheよしもと。人気芸人が多数出演する夏休み興行のわりに、客入りはちょっと寂しい感じでしたが、それでもウーマンラッシュアワーが登場した時の歓声はすごかった! のち、最近お気に入りの「ビストロ熟肉」という熟成肉のお店で赤ワインなど。良いオフでございました。

ところで、最近またちらほらとボクシングのノンフィクションが出てきてますね。話題になったタイソン本が気にならないわけではないけれど、個人的にはこの手の文芸には国内のモチーフを求めたい(『遠いリング』は心から名作だったと思います!)。その点、専門誌でよく署名をお見かけする関西のボクシングライター、浅沢英さんの『浪速のロッキーを捨てた男』は、まさしく“こういうのが読みたかった!”という1冊。副題の「稀代のプロモーター・津田博明の人生」ってのが、もう世代的にたまりません。

津田氏が興したグリーンツダジム。僕が中学生の頃には早くも井岡弘樹さんが活躍されていた関西の名門で、その後も山口圭司さんほかイキのいいボクサーが軽量級を中心に多く所属していました。思えば、高山勝成選手を10年くらい前に初めて取材した時、訪ねた先はグリーンツダジムでした。

タイトルにある「浪速のロッキー」とは、赤井英和さんのこと。津田氏がジムを起こすプロセス、赤井少年との出会い、そして――。

20140723

丹念に取材された跡が窺える、興味深い作品でした。

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