あれから2年、の浪花酒造。

和歌山出張からは昨日戻っていますが、帰りがけに急きょ思い立ち、大阪府内の酒蔵を訪ねてみたのでそのお話を少しだけ。

今回訪れたのは、創業300年の歴史を持つ浪花酒造さん。この社名に「ん?」と思った人は、なかなかの日本酒通か、もしくはニュースジャンキーですね。

浪花酒造といえば「浪花正宗」などで有名ですが、2年前にラベルの不正表示が発覚し、大炎上したことが思い出されます。簡単にいえば、安い酒に「大吟醸」のラベルを貼って出荷したことがバレてしまったわけです。

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あれから2年。ほとぼりはさめたのか、まだまだ苦労が多いのかはわかりませんが、「いまから見学に行ってもいいですか?」と電話を入れてみると、快くご了承いただけました。

数ある蔵のなかからわざわざ浪花酒造さんを選んだのは、決して冷やかしの意味ではありません。単純に、関空から近くて便利だったから。それに、蔵そのものが国の文化財に登録されているという伝統は、酒蔵ウオッチャーとしていかにも魅力です。実際、浪花酒造さんはとってもムードのある素敵な蔵でした。

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考えてみれば、関西の蔵を訪ねるのはこれが初めて。施設内に「見学は10名から」みたいな貼り紙があって、なんだか申し訳ない気持ちになりましたが、社長さん自ら愛想よく案内してくれました。敷地内の井戸から麹の製造室、タンク、さらに搾り用の袋が干してあるところまで丁寧にご解説いただき、興味深くて楽しいひととき。

過去の過ちについてはこちらも触れませんでしたし、触れる必要もなし。少なくとも現在は真摯に酒造りを行なっている様子が十分に伝わってきました。ちなみに同社サイトにはこんなページも。

ひととおり見学したあと、同社が醸すお酒でいちばん上等なものを試飲させていただきました。一升瓶で1万円もする「無我無心」の純米大吟醸。もうホント、こういうお酒を飲むために日本人として生まれてきた気がします。

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家飲みなんてほとんどしないくせに、「無我無心」ほか数本を購入して蔵をあとに。デュランバーで日本酒会でもやりますかね。

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