『日本のいちばん長い日』鑑賞。

戦跡をまわるようになってから、戦争関連案件の引き合いがちょこちょこ増えてきて、このジャンルでは初の著書『一度は行きたい「戦争遺跡」』の上梓以降、それに拍車がかかっております。この日も、知人の紹介でチェックしておかなければならなかった映画『にほんのいちばん長い日』を駆け込み鑑賞。もう都内ではあまり上映していなくて焦りました。

半藤一利さんの原作を元にした、終戦前後のあまり知られていない騒動を描いた作品。軍の中には終戦という判断を認めず、玉音放送の音源を奪おうとクーデターを起こした人たちがいたのです。どこまでが史実でどこまでが脚色か、という問題はあるものの、内閣と軍の関係がよーくわかる物語でした。これを踏まえると、戦跡の見え方も少し変わってきそうです。

晩は桜新町。駅前のBARに飛び込んでみました。『ラポート』というお店。

とっても居心地のいいカウンターで、ハイボールからモルトへと流れたところに、目の前のドクロ型のボトルが目に留まりました。

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スカルボトルといえばテキーラの「カー」が有名ですが、こちらは『カリビアンジャック』というドイツ産ラム。熟成した甘みがほのかに香る、シメに最適な一杯でございました。

里の曙。

奄美最終日。やはり朝から晴天です。ちょこちょこ雲が空を覆うけど、予報が3日間ずっと雨であることを考えれば、これはもう奇跡の範疇でしょう。

この日は念願の、焼酎工場見学。『里の曙』で有名な町田酒造さんへ。

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奄美といえば黒糖焼酎。黒糖焼酎といえば、『里の曙』と『れんと』が二大巨頭、でしょう。

もともと黒糖を原料とする蒸留酒は酒税法上、「焼酎」ではなく「スピリッツ」として扱われてきました。しかしそれでは破格に高い価格を設定しなければならず。奄美群島が日本に返還されたのを受け、昭和28年に米麹を使うことを条件に、特例としてこれを「焼酎」とすることが認められました。

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『里の曙』では原料の黒砂糖を、他社製品よりも多く用い、芳醇な香りを実現しているのだとか。開封したばかりの黒砂糖を、その場で少し食べさせていただきました。美味。

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最近は酒蔵やワイナリーばかりだったので、焼酎工場を訪ねるのは久しぶり。

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どちらかといえば、黒糖焼酎では『れんと』や『太古の黒うさぎ』派でしたが、いろいろ背景を知ってしまうと愛着が湧きますねー。

遠からず焼酎の本をつくりたい。あらためてそう感じた、実り多き旅でありました。

藍染め&泥染め体験。

夜中にはそこそこ雨が降っていたようですが、起きたら2日目もまさかの晴天。荒天を理由にドタキャンした仲間の持ってなさを不憫に思う1日のはじまりです。

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起床して各自身支度を整えたあと、今日はまず鶏飯を食べに出かけます。

白米に具をのせ、鶏でだしを取ったスープをかけて食べる、お茶漬けみたいな郷土料理。さらさら食べられちゃうので、食い過ぎ注意。

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訪れた店の近所に、5月に訪ねた戦跡の1つがあるので、腹ごなしにちょっと寄ってみました。

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拙著『一度は行きたい「戦争遺跡」』内でも取り上げている、海軍の特攻艇格納壕。

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前回は雨が降っていたのでは控えましたが、今回は中にも入れました。

そして午後からは、奄美伝統の藍染め&泥染め体験など。お世話になったのは金井工芸さんの工房です。

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僕は染める衣類を持参しなかったので、その場で無地の白Tシャツを購入。基本的には布を縛って染め方を調整し、デザインを決めるのですが、いくつかパターンがあるので、サンプルを見ながら「僕、あれやりたい」と伝えれば、懇切丁寧にレクチャーしてくれます。

たとえば水玉デザインは、カメラのフィルムケースを以下のように配置。

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ケース内が染まらないよう気をつけながら浸していくと……、以下のようになるわけです。

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ちなみに僕のは下の写真、左端。こうして遠目に見ると、それなりのデザインに見えますね!

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なお、藍染めは全国でやってますが、奄美オンリーなのは泥染め。僕はそこまで手がまわりませんでしたが、何着染めても料金は同じなので、興味ある方はぜひたっぷりと古着を持参してください。

本当はこのあとシーカヤックに乗る予定でしたが、メンバーの疲労が激しいので中止。みんなで焼肉を食べに行って、またお酒を買い込んで宅飲み二次会。未明までドンチャンやってました。

今年2度目の奄美大島。

本日から仲間と連れ立って2泊3日、奄美大島へ! 5月末にも訪れたばかりですが、今回は戦跡とは無関係のバカンスです。

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…ところが、思いっきり台風とバッティングしそうで、ここ数日気をもんでおりました。とりあえず飛行機は飛ぶようだけど、帰りは危ないかもしれない。それを理由に1人がドタキャン。また、どうしても仕事が休めなくなったと、もう1人ドタキャン。ついでに、冤罪で逮捕されてしまって1人がドタキャン。結局、8人で予定していた旅ですが、5人で出発することに。

今回は成田からバニラエアに搭乗。普段あまり乗らないLCC、これはこれでちょっ興味深いものがあります。

奄美に到着したのはすでに夕方近い時刻でしたが、意外にも晴れ間がのぞいていました。レンタカーに乗って、少しだけ島内を周遊。

宿は話題のAirbnbで手配した、海辺の豪邸です。窓から海が一望できて、なかなかいい感じ。

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食料や酒をたっぷり買い込んで、この日は宅飲み形式の宴会。

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2泊3日の行程ですが、LCCやらAirbnbやら活用したおかげで、往復のチケットと宿代あわせて1人3万円ちょっと。素晴らしい。

新連載スタート。

公益社団法人・発明協会が発行する月刊誌『発明』で、「Boxing Blues」なる連載を始めました。

基本的には特許や知財をテーマとした記事でまとめられている業界誌ですが、実に100年以上の歴史を誇るそうで。僕の場違い感は否めません!

とにかくボクシングを題材に何でも好きに書かせてくれるそうなので、僕自身も楽しみながらやっていければと思いますが。

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晩はデュランバーで石田衣良さんと一緒に、メルマガコンテンツの収録。いつも進行がギリギリなので、今日は頑張って3人のゲストをお招きしての3本録りを敢行。

メルマガのプロモを兼ねて、イベント化して地方行脚しようという案も浮上中…。誰か呼んでくれないかな?

ゆうぽうと閉館。

正午から五反田で、恋愛心理学取材。いつもこの取材で使用している「ゆうぽうと」が、今月末で閉館とか。内藤先生と「なじみ深いこのラウンジを使うのも、今日が最後ですねえ」と語り合ったものの、別にしみじみすることはありませんでした。来月からはベローチェだな。

晩。先日KADOKAWAを退職されたばかりのM先輩や、文化放送でアナウンサーやってる某女史らと渋谷で一献。M先輩は大学時代の僕が、一番最初にOB訪問させていただいた方(大学は違うけど)。今後はフリーランスでやっていかれるそうで、面白い絡み方ができるかも!?

朝の帯番組を持っている女子アナ先輩は23時ごろ帰られて、僕はM先輩とデュランバー。

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先行きの見えにくいフリーランスの世界。僕よりいくつか年上のM先輩が、この業界をどうサバイブしていくのか、注目せざるを得ません。

初秋の日本酒会@デュランバー

シルバーウィーク最終日は、デュランバーを貸しきって日本酒の会を開催。

夕方から仕込みスタート!

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基本的にこの手のイベントは、シェフ担当の人のものなので、僕は気楽なもの。この日はゲスト集めもほとんどお任せしてしまったし、皆さんがせっせと準備に勤しむ中、僕はカウンターの端で原稿やってました。

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総勢十数名があつまって、今回もなかなか盛況。

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お店のプロモーションにもなることなので、またちょこちょこ仕掛けていきたいと思っております。

山中vsモレノ。

午後、ジムでトレーナーから「どうだろうな、今日の試合」と聞かれ、「うーん。なんだかんだ、みんな左が当たると思ってるムードが、逆に嫌な予感です」と回答。そう、今夜は今年最大のビッグマッチ、山中慎介vsアンセルモ・モレノなのです。

それはそれとして、夕方から仲良し姉弟が猫を飼いはじめたというので、ちょいと愛でに行ってまいりました。生後半年くらいの男の子。可愛い盛りであります。

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さんざんいじくり倒したあと、みんなでテレビの見られる焼肉屋へ。肉をつつきながらなので、それほど厳密に見ていたわけではないのですが、山中薄氷の勝利という結果は、ひとまず妥当のように見えました。時間があったら映像を再チェックしますが、左が当たらなくてもあの技巧派に競り勝てたというのは、財産なのではないでしょうか。

りんごのお祭り。

奇跡的に二日酔いすることもなく、瀕死のサイゾー編集長を引きずって10時から打ち合わせ。フィクサーM氏に、こちらのプランを聞いてもらってご意見を伺う。もともとある程度の期待はありましたが、予想以上にいい環境が作れそうで、収穫は十分。

打ち合わせの後は、あちこち市内観光に連れ出してもらいました。

りんご公園では、巨大アップルパイを焼いていました。このあと、1500人に振る舞われたそうで、公園内には未曾有の大行列が。

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露店もたくさん出ていて、おなじみKimoriシードル工房は生サーバを用意。フレッシュで美味かった!

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初めて弘前城にも行ってみました。こちらは工事に合わせて、人力で移動中。じつに面白いイベントです。

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弘前公園内のベンチで、おっさん2人で休んでるところを写真に撮られました。超仲のいいカップルみたい。

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その他、いろんなスポットをまわらせてもらいましたが、きりがないので割愛。18時過ぎの新幹線で帰路につきました。

さて、これからちょっと楽しみな感じです。その前に溜め込んでる原稿を片付けねばなりませんが……。

またまた弘前、今度は出張編。

昨日から1泊2日で、サイゾー編集長と一緒に青森県弘前市へ出張。どうしても互いの予定が合わなくて、シルバーウィークにかぶってしまいました。

おかげで市内の宿がまったく空いおらず。弘前のフィクサーM氏に泣きついたところ、「ちょっと待ってて」と、ものの小一時間でシングル2部屋押さえてもらった経緯があります。すごいなあ。

ともあれ、新幹線でまずは新青森まで。在来線への乗り換え待ちの間、駅の売店をチェックしてみたら、ちゃんと拙著も置いてありました。有吉弘行さんのお隣りに。

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そんなこんなで弘前に到着。今回は、このところサイゾー編集長と2人で練っていた新規事業の場に、勝手知ったる弘前に白羽の矢を立て、視察というか根回しというか、御挨拶に参上したのでした。

東北は初めてという編集長に、まずは弘前を知ってもらわなくてはなりません。こういう時に頼りになるのは、「路地裏探偵団」という、有志で結成した街案内チーム。あらかじめ知人のR氏にオファーしておきました。

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ちなみに中心街の最寄り駅、弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅で見かけた下の電車。これ、じつは東急東横線のお下がりなのだそう。

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そう言われると、完全によく見るフォルム! 車両内のつり革には、今でも「東横のれん街」の札がかかったままなのだそうですよ。

とりあえずこの日は到着が夕方だったせいもあり、ほどほどで飲みに繰り出して、毎度おなじみの早押しクイズBARにも臨場。ここ、僕は今のところ弘前へ来たら必ず寄ってますが、一度も優勝できずにいます…。

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未明までどんちゃん騒ぎして、二日酔いは不可避の状態ですが、出張の主目的である打ち合わせは明朝。さて、どうなるか。