戦跡をまわるようになってから、戦争関連案件の引き合いがちょこちょこ増えてきて、このジャンルでは初の著書『一度は行きたい「戦争遺跡」』の上梓以降、それに拍車がかかっております。この日も、知人の紹介でチェックしておかなければならなかった映画『にほんのいちばん長い日』を駆け込み鑑賞。もう都内ではあまり上映していなくて焦りました。
半藤一利さんの原作を元にした、終戦前後のあまり知られていない騒動を描いた作品。軍の中には終戦という判断を認めず、玉音放送の音源を奪おうとクーデターを起こした人たちがいたのです。どこまでが史実でどこまでが脚色か、という問題はあるものの、内閣と軍の関係がよーくわかる物語でした。これを踏まえると、戦跡の見え方も少し変わってきそうです。
晩は桜新町。駅前のBARに飛び込んでみました。『ラポート』というお店。
とっても居心地のいいカウンターで、ハイボールからモルトへと流れたところに、目の前のドクロ型のボトルが目に留まりました。
スカルボトルといえばテキーラの「カー」が有名ですが、こちらは『カリビアンジャック』というドイツ産ラム。熟成した甘みがほのかに香る、シメに最適な一杯でございました。